今回は ちょっと真面目な【 語学 】 のお話を少し・・・
語学といっても、外国語ではなく日本語についてです。
我々日本人は、略語・短縮語をよく使います。
身の回りにある物の名前を言ってみてください。
テレビ・リモコン・エアコン・デジカメ・パソコン・留守電・・・。
大量にありすぎてびっくりします。
物だけでなく、動詞や形容詞も同じように短く表現する人が多いですね
( ※ 年代や地域などによって異なりますが。)
動詞の短縮の例・・・タクる(Taxiに乗る)
お茶する(カフェに行く・カフェで飲食する)
パニクる(パニックになる)
トラブる(問題が起こる、うまく行かない) などなど。
こういった略語は外国人の方にとって、とても興味深いけれども
日本語を理解するうえで難しい点になるようです。
また、日本語の中には外来語が氾濫しています。
特に、英語はパソコン用語を筆頭に日本語の中に広く浸透してしまっています。
そして、英語だけでなく、日本語には様々な国からの言葉が入り込んでいます。
フランス語を例にとって見れば、「パン」「パフェ」「カフェオレ」など
食べ物やお菓子には多くのフランス語の名前が使われていますし、
「ロックグループのL’arc en ciel は 虹という意味」
「サボるは<仕事などをそんざいに片付ける>という意味のsabotageから」
その他 「パトロン」「プチ」「クーデター」「マント」「パパ」「ママ」
「オードトワレ」「アベック」などどんどん出てきます。
そして皆さんもご存知のように、ポルトガル語やオランダ語、
ドイツ語などの言葉も多く使われています。
また、忘れがちなのですが、漢語の言葉は中国から来ていますね。
ですから私たちは日本語のなかで、大きく分けて3種類の言葉を
使っているということが言えます。
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1) 古くから使っていた日本古来の和語
(ひらがなまたは漢字<訓読み>表記)
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2) 中国からの漢語 (漢字熟語<音読み>)
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3) いわゆる-外来語- (カタカナ表記)
同じ意味の言葉でも、上記のように3種類に表現を変えて書いてみると・・・
例1
1) たび / 旅
2) 旅行
3) トラベル
例2
1) やど / 宿
2) 旅館
3) ホテル
このように書いてみると、
日本の言葉(和語)から 「丸さやあたたかさ、やわらかさ」 が
感じられませんか?
漢字を使った漢語からは 「硬さ、しっかりした感じ」
カタカナを使うとやはり 「新しさ、かっこよさ」 のようなものを感じるのですが、
みなさんはどう思われますか?
koko (^^)